りそな銀行は、営業力強化のために導入したSalesforce.comのサービスを利用するためのビジネスインテリジェンス(BI)ダッシュボードとして、ウイングアーク1stの「MotionBoard Cloud」を採用した。6月に展開を開始し、営業担当者やマネジャー、本部のスタッフなど2200人が利用する予定だ。
「MotionBoard Cloud」は、Salesforceに蓄積したデータの可視化・分析ツールとして利用される。りそな銀行では、高速なレスポンスと表示される情報の見やすさが採用の決め手となったとしている。
同行では、2017年11月に概念実証の取り組みを開始し、顧客情報や案件情報がスムーズに確認できるダッシュボードを作り上げた。営業担当者が必要な情報をすぐに確認しドリルダウンで深掘りできる工夫や表示の高速化、会議の報告資料として、そのまま利用するためのフォーマットの統一化などを実施した。iPadでの利用を前提に、タブレットでも見やすく、操作をしやすくする改善を行っている。
期待する効果として同行は、会議の資料作成・印刷にかかる時間を軽減できることや、画面を見ながら議論ができることによる、状況の共有を省いた深い議論ができることを挙げている。