キヤノンITソリューションズは6月5日、全国銀行業界(全銀協)の「全銀協標準通信プロトコル(TCP/IP手順・広域IP網)」に対応する新製品「EDI-Master B2B TLS-Accelerator」と、金融や製造での利用が多いという「EDI-Master B2B for BANK TCP/IP-Client」の最新版(Ver.9)を発表した。
新たな製品群は、NTT東西の広域IP網移行による2024年の「INS ネットデジタル通信モード」の終了に伴って、インターネットを利用したEDIへの移行に対応するもの。全銀協は2017年5月に、広域IP網におけるEDIの標準通信プロトコルとして全銀協標準通信プロトコル(TCP/IP手順・広域IP網)を策定している。
新たな製品群は、NTT東西の広域IP網移行による2024年の「INS ネットデジタル通信モード」の終了に伴って、インターネットを利用したEDIへの移行に対応するもの。全銀協は2017年5月に、広域IP網におけるEDIの標準通信プロトコルとして全銀協標準通信プロトコル(TCP/IP手順・広域IP網)を策定している。

「EDI-Master B2B TLS-Accelerator」の利用イメージ(出典:キヤノンITソリューションズ)
EDI-Master B2B for BANK TCP/IP-Clientの最新版では、従来の電話回線による全銀TCP/IP手順に加え、新たにTCP/IP手順・広域IP網に対応する。両製品とも情報サービス産業協会(JISA)の「EDIタスクフォース」によるTCP/IP手順・広域IP網での相互接続試験を実施済みという。
製品価格は、EDI-Master B2B TLS-AcceleratorのWindows版が20万円から、RHEL版が60万円から。EDI-Master B2B for BANK TCP/IP-Clientが7万8000円から。EDI-Master B2B for BANK TCP/IP-Clientは29日に発売する。