グーグル「G Suite」、ビデオ会議を効率化--Hangouts MeetがSkypeやシスコ製品と連携

Stephanie Condon (CNET News) 翻訳校正: 編集部

2018-06-05 11:22

 Googleは米国時間6月4日、「G Suite」への一連のアップデートを発表し、このオフィススイートとほかの主要なサードパーティーエンタープライズツール群をより容易に連携できるようにした。

 1つのオフィス内で多種多様なサービスや製品が使用されていることを考えると、相互運用性はクラウドサービスにとって重要だ。ある調査結果によると、平均的な従業員は仕事で36種類のクラウドサービスを頻繁に利用しているという。

 G Suiteのアップデートでは、まずGoogleのビデオチャットツールのエンタープライズ版である「Hangouts Meet」で、ほかのビデオ会議製品との相互運用が可能になる。「Microsoft Skype for Business」やPolycom、Ciscoを利用しているユーザーは、Hangouts Meetのビデオ通話に加われるようになる。

 さらに、今後数カ月以内に、Googleのメッセージングサービス「Hangouts Chat」を利用するビジネスユーザーは、クライアントやベンダーなどの組織外の人を会話に招待できるようになる。

G Suite

 Googleは「Google Calendar」でサードパーティー会議サービスのネイティブサポートの提供も開始する。数カ月以内に、複数のサードパーティー会議アドオンが「G Suite Marketplace」で利用可能になる予定で、これには、「Cisco Webex」や「Arkadin」「GoToMeeting」「LogMeIn」「Dialpad」「RingCentral」「Vidyo」「Vonage」のアドオンが含まれる。これらのアドオンを利用することで、ユーザーはGoogle Calendarの招待状のリンクをクリックするだけで、ウェブやモバイルの会議に参加できる。

 さらに、Googleは「Microsoft Exchange」と連携を拡張し、Google CalendarのユーザーがMicrosoft Exchangeで部屋や設備などを予約できるようにする予定だ。

 またGoogleは、「Google Sheets」とSAPの相互運用を可能にし、ユーザーがERPコンテンツをGoogle Sheetsに直接インポートできるようにする予定だ。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    Google Chrome Enterprise が実現するゼロトラスト セキュリティの最新実情

  2. ビジネスアプリケーション

    ITSMに取り組むすべての人へ、概要からツールによる実践まで解説、「ITSMクイックスタートガイド」

  3. セキュリティ

    あなたの会社は大丈夫?--サイバー攻撃対策として必要な情報セキュリティの早分かりガイドブック

  4. ビジネスアプリケーション

    業務マニュアル作成の課題を一気に解決へ─AIが実現する確認と修正だけで完了する新たなアプローチ

  5. セキュリティ

    いまさら聞けないPPAPの問題点、「脱PPAP」を実現する3つの手法と注目の"第4のアプローチ"とは

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]