IBMは米国時間6月15日、資産最適化事業の強化を目的にOniqua Holdingsを買収したと発表した。
Oniquaは鉱山や石油、ガス、運輸、電力、製造といった、資産集約型の業界向けの在庫最適化ソフトウェアを手がけており、MRO(Maintenance Repair and Operations:補充、修理、操業)システムに注力している。これは、計画外の業務停止を避けるために部品や機材の稼働効率を監視するというものだ。
IBMはMRO製品として「Maximo」を手がけている。同社はOniquaのプラットフォームおよびサービスをMaximoに統合し、産業IoT分野への取り組みを強化する計画だ。
IBMのコグニティブプロセストランスフォーメーション担当幹部のJay Bellissimo氏は、「世界トップレベルの資産最適化ソリューションであるMaximoと、Oniquaの優れたMRO在庫最適化ソリューションを組み合わせることで、次世代の『サービスとしてのソリューション』を提供できるようになる。企業はこれにより、必要なデータに容易にアクセスし、機器の故障予測や、スペアパーツの最適化、計画外の業務停止、資産管理の最適化が可能になる」と述べている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。