IDC Japanは、国内クライアント仮想化ソリューションの関連市場予測を発表した。
これによると同市場は、2022年には9415億円まで拡大し、2017〜2022年の年間平均成長率を7.0%と予測されている。また、クライアント仮想化サービス(Desktop as a Service)分野では、同期間の年間平均成長率が25.2%という高成長が見込まれる。
国内クライアント仮想化ソリューション市場予測、2017年~2022年
クライアント仮想化利用ユーザー数は、2022年には854万人、モバイル仮想化利用ユーザー数は1053万まで拡大すると予測される。
業種別では、2017年にインターネット分離対策が進んだ「官庁/自治体/教育」のユーザー数が最も多く、2022年には168万人まで拡大するとした。また社数/従業員数の多い「製造」や、IT先進業種の「金融」のユーザー数も、それぞれ161万人、131万人まで拡大すると予測している。ユーザー数の伸び率が高い業種は「建設/土木」で、今後はBIM(Building Information Modeling )/CIM(Construction Information Modeling)へのVDIの実装が進むとIDCでは見ている。