中古車買取販売の「ガリバー」を運営するIDOMは、サーバーワークスのAWS運用自動化サービス「Cloud Automator」を導入した。サーバーワークスが6月27日に発表した。
IDOMでは、2011年からAWSの利用を始め、現在はほとんどの情報システム基盤を移行している。運用する仮想サーバの台数はおよそ700台。従来はスクリプトでシステムの起動、停止などを制御していたが、作業の煩雑さや人的ミスのリスクが課題となり、ジョブコントローラの導入を検討してきた。
Cloud Automatorの導入後は、「ジョブ自動化」と「構成レビュー」の各機能を利用している。ジョブ自動化では、業務開始と終了時間に合わせた仮想サーバの起動停止、データの定期バックアップといった運用作業を自動化した。
構成レビューでは、AWS Identity and Access Management(IAM)の権限管理設定やポートチェックなど、運用ポリシーに従ってAWSが運用されているかどうかを自動で確認している。また決められた設定の漏れや、重要な変更などがあればメールで通知を受け取るようにしている。
IDOMでは、これらの機能を活用することで、運用負荷と作業ミスを低減し、システムインフラ全体の可用性を向上したと評価している。