ここ数年、企業の間で注目を集めている概念に、SoR(Systems of Record)とSoE(Systems of Engagement)がある。
SoRは、ERPを含めた基幹系システムのトランザクション処理を実施するシステムを主に指すもので、構造化されたデータを整然としょりしていくイメージだ。
一方で、SoEは、アパレル通販企業などがタブレット端末アプリなどを素早くつくり、市場が熱い内に商品を売り切るようなモデルを構築する。画像や動画といった非構造化データを交えたシステム開発を交えることも多い。
IT部門の多くはSoRをベースにしたシステム構築には慣れているが、SoEを実践する経験はあまり積んでいない。SoEでは、「動けばいい」という発想ではなく、「思わず使いたくなるようなデザイン」などが求められるため、UIUXなどの知識も要求される。
外部環境の変化として、SoEへの対応の要請を企業はどうとらえていくべきか。関連する記事を集めた。