アナログ半導体製品の設計、開発、製造、販売を行うエイブリックは、SAPジャパンの中堅中小企業向けERPパッケージ「SAP Business One」を導入した。2016年から国外関係会社4社で本格稼働している。SAPジャパンが7月19日に発表した。
エイブリックは2016年1月にセイコーインスツルから独立。その際、セイコーインスツルの事業部として利用していた社内システムの一部が分社後に使用できなくなるため、新しい基幹業務システムを選定、導入した。
選定に当たっては、会計などの業務機能やグローバル対応、手ごろなコストなどを考慮。またグローバル標準での業務フローが可能な点、ユーザーフレンドリーで専任のIT担当者を各国に配備しなくとも管理しやすい点も重視したという。
2017年3月時点で香港、台湾、米国への導入を完了。2018年2月には中国深センでも導入を済ませている。今後は韓国とドイツへの導入を予定している。
