SAPジャパンは7月4日、村田製作所のグローバル経理財務システムを統合基幹業務システム(ERP)パッケージ「SAP S/4HANA」で構築したと発表した。5月から国内向けシステムで稼働している。
S/4HANAに対応したテンプレート群「IBM Global Express」を活用。2021年にグローバル展開を完了する予定としている。
村田製作所の海外販売比率は9割を超え、M&Aによる企業統合も含めて、経営基盤の強化を進めている。こうした背景から、グローバルで標準化された会計システムの構築が求められていた。
Global Expressは、グローバルでの標準化を前提とした業務フローが事前に定義されており、20カ国以上の組織構造、法定帳票、税法対応、商習慣などに対応。日中英の3カ国語での動画マニュアルを提供する。