Microsoftは「Exchange」「SharePoint」「Skype for Business」と同様に、「BizTalk」統合サーバについても、新しいオンプレミス版を準備中だ。
同社のBizTalkチームが米国時間8月9日のブログ記事で明かしたところによると、「BizTalk Server」の次期メジャーリリースである「BizTalk Server vNext」は、「『Windows Server 2019』の一般提供開始から約9カ月以内」に一般提供される予定だという。われわれの聞いた話では、Windows Server 2019は2018年10月頃に提供が開始されるとみられており、BizTalk Server vNextのリリースは2019年後半になる可能性がある。
BizTalk Server vNextには、以前にリリースされた全ての機能パック、「Windows Server」「SQL Server」「Visual Studio」の最新版向けのプラットフォームサポート、「BizTalk Server 2013 R2」と「BizTalk Server 2016」からのアップグレードパスが含まれるとMicrosoftは述べている。さらに、新しいバージョンの「Adapter Pack」と「Host Integration Server」も追加される予定だという。
チームのブログによれば、Microsoftは「Azure Integration Services」(「Logic Apps」を含む)をオンプレミスで実行可能にすることも計画しているという。これは2019年に実現する見通しだ。Azure Integration Servicesは「Azure Stack」でのみ動作するということかと筆者はMicrosoftに尋ねたが、まだ回答は得られていない。
「BizTalk Services」の正式な後継製品であるLogic Appsは、ビジネスプロセスを調整し、クラウドサービスとオンプレミスサービスに接続できるようにするツールだ。Azure Integration Servicesには、ほかに「Service Bus」や「Event Grid」「API Management」も含まれる。
ブログには、以下のように書かれている。
「われわれは、BizTalk ServerとLogic Appsの間に機能的な差があることを認識しており、それを埋めようと懸命に取り組んでいる。Azure Integration Servicesに関して当社が思い描いているのは、全ての顧客がホリスティックでリッチな現代のiPaaS(Integration Platforms as a Service)に移行できるようにすることだ」

提供:Microsoft
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。