Hewlett Packard Enterprise(HPE)は米国時間8月28日、最高財務責任者(CFO)Tim Stonesifer氏が退任すると発表した。後任は、SprintのCFOを務めた経験のあるTarek Robbiati氏だという。Robbiati氏は9月17日付けでCFOに就任するが、Stonesifer氏は10月末まで同社に残り、業務を引き継ぐ。
HPEは同日、市場の予想を上回る内容となった2018会計年度第3四半期決算も発表した。
同四半期、HPEの売上高は前年同期比4%増の78億ドル、純利益は4億5100万ドルだった。GAAPベースの希薄化後1株あたり利益は29セント、非GAAPベースの希薄化後1株あたり利益では44セントだった。
アナリストらは売上高を76億8000万ドル、非GAAPベースの1株あたり利益を37セントと予想していた。
HPEによると、同社のハイブリッドITセグメントの売上高は前年同期比3%増の62億ドルだった。同セグメントではコンピュートが前年同期比5%増、ストレージが同1%増だった一方、データセンター(DC)ネットワーキングは同6%減だった。サービス事業「Pointnext」は同1%減だった。

インテリジェントエッジ分野の売上高は前年同期比10%増の7億8500万ドル、金融サービスの売上高は3%増の9億2800万ドル。 Aruba製品の売上高は10%増、Arubaサービスの売上高は14%増だった。
今後の見通しについて、アナリストらはHPEが第4四半期に少なくとも42セントの1株当たり利益、78億ドルの売上高を計上するとみている。 これに対し、HPEは第4四半期の非GAAPベース1株当たり利益を39~44セントと予想。通期では、非GAAPの1株当たり利益が1.46ドルとするアナリスト予想に対し、これを上回る1.50~1.55ドルの範囲になると予想している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。