開発者向けの知識共有サイトを運営するStack Overflowが10万人を超える開発者に対して実施した調査によると、ロンドンやサンフランシスコといった開発者需要の高い都市圏における開発者全体の給与(中央値)は、2017年に比べると25%増加しているという。
同調査では、米国内で最も給与の高かった上位10都市として、サンフランシスコとシアトル、ニューヨーク、オースティン、ボストン、ポートランド、デンバー、ダラス、シカゴ、ミネアポリスを挙げ、サンフランシスコ、シアトル、ニューヨークが特に高いとしている。
提供:Stack Overflow
また同調査によると、DevOpsの専門家が世界的に高収入という結果が得られている。米国においてはこの他に、データサイエンティストやバックエンドシステムに特化した開発者のほか、モバイルやゲーム、グラフィックス関係の開発者、フルスタックや組み込みシステムの専門家が高い収入を得ているという。
提供:Stack Overflow
高収入が期待できる言語を世界規模で見た場合、F#が7万4000ドルでトップとなっており、その後にOcaml(7万3000ドル)、ClojureおよびGroovy(7万2000ドル)、PerlやRust(6万9000ドル)、ErlangやScala(6万7000ドル)、GoやRubyが続いている。米国に限ると給与はさらに高くなり、最も高い収入が期待できる言語はErlangとScalaで11万5000ドル、その後にOcaml(11万4000ドル)、ClojureやGo、Groovy、Objective-Cがいずれも11万1000ドルで続いている。
また、最も愛されている言語としてRustやKotlin、Pythonの名前が挙げられており、最も避けられている言語としてはVisual Basic 6やCOBOL、CoffeeScriptが挙げられている。
この調査における女性回答者の割合はごく小さなものとなっており、回答者のわずか6.9%しか占められておらず、Stack Overflowの米国における女性のトラフィックが10%を占めるというQuantcastの見積もりよりも小さな値となっている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。