栃木市がLPガス遠隔検針を実験--NEC、LoRaWAN準拠ネットワークサーバ提供

NO BUDGET

2018-10-12 12:02

 NECは10月10日、栃木県栃木市で行われているLPガス遠隔検針の実証実験に、LoRaWAN準拠ネットワークサーバなどを提供したと発表した。

 同実証は、ケーブルテレビ(CATV)網を活用したLoRaWANによるLPガス遠隔検針に関するもので、10月から12月までの実施を予定している。LoRaWANは低消費電力で広域通信を実現する新無線通信技術「LPWA」の1つで、IoT(モノのインターネット)向け通信ネットワークとして利用拡大が見込まれている。

 栃木市の各家庭に設置されているLPガスメータを、LoRaWANを活用したネットワークで結び、検針情報をバックホールのCATV網を通してLoRaWANネットワークサーバに蓄積する。さらに蓄積された検針情報をアプリケーション上で可視化し、LoRa通信の品質や、LPガスメータ遠隔制御の実効性について検証する。

実証実験におけるネットワークアーキテクチャ
実証実験におけるネットワークアーキテクチャ(出典:NEC)

 NECは、LoRaWANネットワークサーバとゲートウェイを提供するとともに、NECマグナスコミュニケーションズ、ケーブルテレビ無線利活用促進協議会、ケーブルテレビ(栃木県栃木市)、須田商事、Innovation Farm、ゼロスペックと共同で、LoRaWANの実証環境を構築した。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ZDNET Japan クイックポール

自社にとって最大のセキュリティ脅威は何ですか

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]