Microsoftは米国時間11月19日、アプリのプロビジョニングを手がけるFSLogixの買収を発表した。買収金額は公表されていない。買収を発表する同日付けのブログ投稿によると、MicrosoftはFSLogixのテクノロジを活用し、「Office 365」の仮想化エクスペリエンスの向上につなげる計画だという。
Microsoftによると、FSLogixのテクノロジは「Outlook」や「OneDrive」におけるユーザープロファイルのロードを高速化するうえで役立つという。また、Microsoftが9月に発表した「Windows Virtual Desktop」サービスなどのマルチユーザー仮想環境内での「Office 365 ProPlus」のパフォーマンスを向上するうえでも役立つという。
FSLogixはジョージア州アトランタに本社を置いており、同社ウェブサイトによると、その製品は「デスクトップ仮想化プラットフォームをサポートするために必要なハードウェアや時間、労力を削減する」という。また同社は、ユーザー数が1000人未満の環境から、5万人を超える大規模環境に至るまでのさまざまな実装実績があるとしている。
FSLogixはMicrosoftだけでなく、「Amazon Workspaces」を提供しているAmazon Web Services(AWS)や、VMware、「Citrix Ready」を提供しているCitrix Systems、Red Hatのパートナーでもある。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。