ノーコード型開発ツール「Forguncy」最新版--設計情報を自動生成、DB機能強化

ZDNet Japan Staff 2018年11月28日 06時00分

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 グレープシティは11月28日、ノーコード型開発ツールの最新版「Forguncy 4」を発売した。ドキュメント定義書の自動生成やシステムアップデート時のデータベース自動マッピング、Active Directoryと自動連携するユーザー管理機能、プラグイン作成機能などを追加されたほか、ライセンス体系がユーザー数単位から同時接続数単位での料金体系に変更となった。

 Forguncyは、業務フローに合わせてノンプログラミングでウェブアプリを開発できるツール。業務アプリの画面とデータベースをExcelと同等の操作性で作成できる点が特徴だ。パッケージソフトでは対応できない特殊要件や予算が取れない現場業務、変化が多いビジネスなど、システム化が難しい領域での利用を想定している。

 最新版は、プロジェクトの設計情報をExcelファイルに出力する機能を搭載する。一般にシステム開発では、画面の改修やデータ項目の追加・見直しといったシステム改変が入ると、そのたびに仕様書もアップデートしなければならない。

 Forguncy 4では、スクリーンショット付きの画面仕様書、データベースのテーブル情報、リレーション情報、外部接続テーブル情報などが表示付きで自動生成される。システムアップデート時の変更点も自動で反映されるため、仕様書を手動で更新する必要がなくなる。納品時に提出するドキュメントや、後任担当者への引き継ぎ資料として活用できるとする。

ドキュメント定義書の自動生成
ドキュメント定義書の自動生成

 業務アプリの運用開始後にデータ構造の変更があっても、ダウンタイムなしでシステムをアップデート可能。従来は、データベース内のテーブルや項目を追加すると、アプリの運用を一度停止してからアップデートしなければならなかった。これが、運用状態のままでも新旧の差分を自動で解析し、適切にマッピングできるようになった。

データベースの自動マッピング
データベースの自動マッピング

 従来版では、Active Directoryとシングルサインオン(SSO)の連携認証をする場合、Forguncyのユーザー管理システムにアカウント情報を手動で登録する必要があった。入退社時の登録ミスや削除漏れなど、実用性に難点があったという。

 Forguncy 4はActive Directoryと自動同期するようになった。Active Directoryによる認証を利用した外部アプリからForguncy Serverのウェブアプリに接続するときは、特別な設定を行うことなくSSOが可能となる。

 データベースに関する機能が大幅に強化された。コマンドでのトランザクション処理に対応したほか、外部キー制約、SQL文記述によるビュー作成、開発環境「Forguncy Builder」上での外部データベースの編集など、基幹システムとの連携や本格的な業務システムの構築を実現する。

 また、Forguncy 4からプラグイン開発キットの提供も開始する。従来はウェブアプリごとにJavaScriptを用いてカスタマイズしてきたが、これが汎用的な機能としてプラグイン化できるようになるため、再現性・統一性のある機能拡張を用意できるという。プラグイン開発キットの提供によって、Forguncyのプラットフォーム化を推進する狙いがある。

 Accessからの移行支援も強化。AccessファイルからFoguncyのページやテーブルをウィザード形式で自動生成することが可能になる。Accessをウェブシステムに移行したいというニーズが多くあるという。

 ワークフローについては、組織構造に合わせた承認フローに対応する。複数の承認者の合議や差し戻し、期限の設定とリマインダ機能も追加した。

 Forguncy 4では、ライセンスの料金体系がユーザー数から同時接続数の単位に変更となる。従来のユーザー認証ライセンスは、Forguncyのユーザー管理システムにいくつのアカウントを登録できるかをライセンスによって制限する方式だった。

 新たな同時接続ライセンスでは、Forguncy Server上で動作しているウェブアプリに対して、いくつのクライアントが同時に接続しているかをライセンスで制限する方式になる。利用者数の多いシステムで運用コストが上がらないように配慮した。

ライセンス体系が変更された
ライセンス体系が変更された

 Forguncy 3以前のバージョンを利用中で、期限内の保守更新ライセンスを所持するユーザーは、Forguncy 4への無償バージョンアップが可能。バージョンアップ時の運用ライセンスは、任意の数の同時接続ライセンスで移行できるとする。必要なライセンス数を割り出すために検証が必要な場合は、同時接続数を確認できるログ機能を提供する。

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