
IceCubeニュートリノ観測所
IceCubeは、単なるデータセンターではない。ニュートリノを観測するために設計された研究所だ。南極のアムンゼン・スコット基地の地下に設置されたIceCube内のデータセンターは、同研究所の主要施設ではないかもしれないが、それでも印象的だ。1200基以上のコンピューティングコア、3ペタバイトのストレージがある。
驚くべきことに、IceCubeのデータセンターで懸念されているのは冷却だ。データセンター内は約18.3℃という快適な温度に保たれているが、そのような穏やかな環境ではなく寒い気候での運用に備えて設計されているため、一部のハードウェアは過熱の危険性がある。
保守管理のためにサーバラックを開くと、急激に温度が下がって機器が壊れる恐れがあるため、ITチームは、IceCubeのデータセンターの設計と、地球上で最も極端な温度下における保守管理の両方で、創意工夫を重ねる必要があった。
提供:National Science Foundation