
ユニークなデータセンター
2025年までに、データセンターが地球の総電力の5分の1を消費すると予想されている。冷却、照明やサーバなど、データセンターが電力を大量に消費することに疑問の余地はない。
気候変動が当初考えられていたよりも速いペースで深刻化しているかもしれないという最近のニュースを受け、これまでのようなデータセンターの設計と大量の電力消費は、取り組みが必要な問題となっている。
ここで紹介するデータセンターは、従来型の(古い)設計に代わるものを求めて、革新的なアプローチを採っている。
Project Natick
「Project Natick」はMicrosoftの研究プロジェクトで、サーバなどを詰め込んだコンテナくらいの大きさのポッドを海底に沈めている。現在運用されている稼働中の試験機は、スコットランドの沖合に沈んでいる。Microsoftは研究のため、最長5年間にわたって試験機をそのままにしておく計画だ。
Project Natickのサーバは、人手を介在させる必要がなく、5年以上設置したままにしておける設計になっている。これらのサーバは、100%再生可能エネルギーを動力源とし、ゼロエミッションを実現できる。Microsoftによると、「発電についても、コンピュータについても、また人による保守管理についても、環境に排出される廃棄物はゼロ」だという。
提供:Microsoft