パスワードは導入しやすく、理解しやすいという利点があるが、安全性が懸念されたり、セキュリティ担当者やユーザーが扱いに頭を悩ませる場合がある。そうした中、パスワードの終焉が視野に入ってきたとの見方がある。
現在、多くのアプリケーションに何らかの形で2要素認証が導入されている。2要素認証は、ユーザーの知っているもの(パスワードなど)に加えてユーザーの所有物(スマートフォンの認証アプリで生成されたコードや、アプリから送信されたメッセージなど)を認証に利用する方が、パスワードだけに頼るより安全だという考えに基づいている。また、指紋認証や顔認証などの生体認証を利用するサービスも広がりを見せている。
例えば、Microsoftはこれまでに、「Windows 10」に多要素認証と生体認証を組み合わせて認証する「Windows Hello」を導入している。また9月には、パスワードを使わないサインインを可能にする「Microsoft Authenticator」アプリが「Azure Active Directory」サービスをサポートするようになったと発表し、「パスワード時代の終わり」を宣言した。
パスワード時代が終わりを迎えるという見方に関して、参考になる記事をまとめた。