富士ゼロックスは12月25日、文書管理作業を自動化するクラウドサービス「Smart Work Assistant」を提供開始すると発表した。文書や帳票の管理・送付など、日々発生する繰り返し作業を、クラウド上の仮想アシスタントが自動で処理する。
あらかじめ用意された業務テンプレートをベースに、例えばファイル名付与のルールや、文書の保管場所への振り分けなど、最低限の設定を施すことで、クラウド上の仮想アシスタントを生成する。各アシスタントには見積書や請求書、契約書などの帳票種別、帳票ごとに必要な仕分けや格納、共有、送付・通知、台帳作成といった処理が割り当てられており、ユーザーは設定後すぐに使用を開始できる。

Smart Work Assistantが提供する機能(出典:富士ゼロックス)
また、入力する帳票は、電子文書と紙文書のいずれでも対応可能で、PCのブラウザまたは同社の複合機から処理可能。PCの場合には、作業対象の文書を仮想アシスタント上にドラッグ&ドロップする。紙文書の際には、複合機の操作パネル上で仮想アシスタントを選択・スキャンすることで処理が完了する。

PCの操作画面(左)と複合機の操作パネルの画面(右)
利用料金は、400リクエストまでの基本サービスが月額4000円(税別)。400リクエストを越えた場合は1リクエスト当たり9円。「リクエスト」とは、依頼する作業の単位で、1リクエストは1つの文書に対する処理を指す。