富士ゼロックス、文書管理作業の自動化サービス--仮想アシスタントが自動処理

NO BUDGET

2018-12-27 12:58

 富士ゼロックスは12月25日、文書管理作業を自動化するクラウドサービス「Smart Work Assistant」を提供開始すると発表した。文書や帳票の管理・送付など、日々発生する繰り返し作業を、クラウド上の仮想アシスタントが自動で処理する。

 あらかじめ用意された業務テンプレートをベースに、例えばファイル名付与のルールや、文書の保管場所への振り分けなど、最低限の設定を施すことで、クラウド上の仮想アシスタントを生成する。各アシスタントには見積書や請求書、契約書などの帳票種別、帳票ごとに必要な仕分けや格納、共有、送付・通知、台帳作成といった処理が割り当てられており、ユーザーは設定後すぐに使用を開始できる。

Smart Work Assistantが提供する機能(出典:富士ゼロックス)
Smart Work Assistantが提供する機能(出典:富士ゼロックス)

 また、入力する帳票は、電子文書と紙文書のいずれでも対応可能で、PCのブラウザまたは同社の複合機から処理可能。PCの場合には、作業対象の文書を仮想アシスタント上にドラッグ&ドロップする。紙文書の際には、複合機の操作パネル上で仮想アシスタントを選択・スキャンすることで処理が完了する。

PCの操作画面(左)と複合機の操作パネルの画面(右)
PCの操作画面(左)と複合機の操作パネルの画面(右)
 従来の繰り返し発生する定型作業とそれに要する時間を低減するとともに、作業の抜け漏れを防止にも役立てられる。同社のクラウドストレージ「Working Folder」とのシステム連係も可能。

 利用料金は、400リクエストまでの基本サービスが月額4000円(税別)。400リクエストを越えた場合は1リクエスト当たり9円。「リクエスト」とは、依頼する作業の単位で、1リクエストは1つの文書に対する処理を指す。

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