リコー、視覚障がい者向けのコンビニ交付用行政証明書交付端末を開発

NO BUDGET

2019-01-08 13:06

 リコーは1月7日、視覚障がい者向けに音声ガイダンス対応のコンビニ交付用行政証明書交付端末を開発したと発表した。同4日から、東京都豊島区が同本庁舎、東部区民事務所および西部区民事務所で同端末を利用した各種行政証明書の発行サービスを開始している。なお豊島区の行政証明書の発行のみに対応し、広域交付には対応していない。

 リコーでは、2014年4月に発売したマルチコピー機でコンビニ交付に対応し、2017年7月には自治体向けの専用機となる行政証明書交付端末を発売している。

音声ガイダンス対応 コンビニ交付用行政証明書交付端末
音声ガイダンス対応 コンビニ交付用行政証明書交付端末

 同端末は、地方公共団体情報システム機構(J-LIS)が提供するコンビニ交付サービスに対応した自治体向けの行政証明書交付端末で、全国で初めて音声ガイダンス機能を搭載したもの。備え付けのハンドセットから流れる音声ガイダンスに従いながらテンキーボタンで指定することで「行政サービスメニュー選択」「証明書選択」「マイナンバーカードのセット」「入金・証明書発行」といった操作が行える。また、操作用の15インチ大型フルカラータッチパネルは角度を動かせるため、車椅子に座ったままで利用できる。

 コンビニ交付は地方公共団体情報システム機構(J-LIS)が提供するサービスで、マイナンバーカード、または住民基本台帳カードを利用して自治体の各種証明書をコンビニエンスストアなどに設置されたキオスク端末(マルチコピー機)から取得できる。

 コンビニ交付に参加する自治体に住む人で、マイナンバーカードを持っている人であれば、いつでも、どこでも、すぐに受け取りが可能。広域交付に対応した自治体のコンビニ交付用行政証明書交付端末であれば、住んでいる市区町村と異なっていても発行できる。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. ビジネスアプリケーション

    生成 AI 「Gemini」活用メリット、職種別・役職別のプロンプトも一挙に紹介

  2. セキュリティ

    まずは“交渉術”を磨くこと!情報セキュリティ担当者の使命を果たすための必須事項とは

  3. ビジネスアプリケーション

    急速に進むIT運用におけるAI・生成AIの活用--実態調査から見るユーザー企業の課題と将来展望

  4. クラウドコンピューティング

    Snowflakeを例に徹底解説!迅速&柔軟な企業経営に欠かせない、データ統合基盤活用のポイント

  5. ビジネスアプリケーション

    AI活用の上手い下手がビジネスを左右する!データ&AIが生み出す新しい顧客体験へ

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]