Amazon Web Services(AWS)は米国時間1月9日、既存の「MongoDB」ワークロードをサポートするフルマネージド型のドキュメントデータベースサービス「Amazon DocumentDB(with MongoDB compatibility)」の提供開始を発表した。
Amazonによると、Amazon DocumentDBのワークロードを実行、管理、拡張するのに現在使用しているものと同じMongoDBアプリケーションのコード、ドライバ、ツールを使用できる。
Amazon DocumentDBでは、SSDベースのストレージレイヤを採用するとともに、3つの異なるアベイラビリティーゾーンにまたがる6つのレプリケーションが可能になっている。その結果、同データベースはプライマリからレプリカへのフェイルオーバーを30秒以内に行えるうえ、MongoDBのレプリカセットのエミュレーションをサポートしているため、アプリケーションはフェイルオーバーに迅速に対応できる。
MongoDBのコレクション(リレーショナルデータベースのテーブルに相当する)にはBSONフォーマットで記述されたドキュメントが保存される。
MongoDBのバージョン3.6と互換性があり、ストレージは10Gバイトから64Tバイトまで10Gバイト単位で拡張できる。
AWSの説明によると、Amazon DocumentDBはデータベースへの変更のみをストレージレイヤに書き込むことでデータベースのI/Oを削減しており、従来のMongoDBソリューションよりも2倍高いスループットを実現しているという。
現在、米国東部(バージニア北部)、米国東部(オハイオ)、米国西部(オレゴン)、欧州(アイルランド)の各リージョンで提供されており、価格はウェブページで確認できる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。