エンタープライズソフトウェアプロバイダーのInforは米国時間1月16日、Koch Equity Development(KED)とGolden Gate Capitalから15億ドル(約1600億円)という巨額の投資を獲得したと発表した。同社は、2019年または2020年の新規株式公開(IPO)の可能性を検討している。InforのIPOは、テクノロジ企業によるIPOとして米国史上トップ10に入る可能性があり、ニューヨークを拠点とするテクノロジ企業では史上最大規模となる可能性があるという。KEDは2017年におよそ20億ドル(約2100億円)超を投資しており、今回はこれに基づくものとなっている。
計画中のIPOには投資家やアナリストから幅広い関心が寄せられているとInforは述べている。投資家は、参入への障壁が高く、経常収益や顧客のリテンションも高いクラウド分野におけるエンタープライズソフトウェアへの投資を拡大しようと模索しているという。
業界特化型のソフトウェアスイートで知られるInforは、2018会計年度の売上高が30億ドル(約3200億円)を超えたという。また、ソフトウェアライセンス売り上げの70%は、クラウドアプリケーションの販売によるものだとしている。Inforは、「CloudSuite」製品を「Amazon Web Services」(AWS)上で構築し、信頼性とスピード、スケールを実現するプラットフォームだとしている。AIプラットフォーム「Coleman」も好調だという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。