NECは、クラウド型データ管理基盤(DMP)「Oracle BlueKai」を用いてサードパーティーデータを活用した広告キャンペーンを実施する。日本オラクルが1月15日に発表した。
NECでは、マーケティングオートメーション(MA)ツール「Oracle Eloqua」を2016年に導入。ターゲット属性やエンゲージメントをスコアリング機能で分析し、顧客に合わせたメール配信を行ってきた。しかし近年、国内のみならず海外も含めて最適なターゲットに向けたより効果のある広告配信を実施したいという意向が強くなった。
そこで、50億を超えるサードパーティーデータを保持する「Oracle Data Cloud」と自社のファーストパーティーデータと組み合わせて最適な広告配信が実現できるDMPとしてBlueKaiを導入した。
BlueKaiの選定理由について、現在稼働しているEloquaとの機能連係に開発の必要がなく、マーケティング担当者はセグメント別に分けた顧客への広告配信と分析などが一元的に行える点や、広告主側のプラットフォームであるDSP(Demand-Side Platform)、ソーシャルネットワークの広告、検索広告などを柔軟に選択、利用できる点などを評価している。また、NECのセキュリティ基準をオラクルのクラウドサービスが満たしていることも採用の決め手となった。