TISは、メインフレームからオープン環境への移行支援に当たり、ユニリタと帳票領域での取り組みで協業すると発表した。
TISは、「Xenlon~神龍 モダナイゼーションサービス」を提供している。事前のアセスメントやテスト、実際のリライト、移行後の保守運用などのサービスを担うとともに、オープン環境への移行後に、リファクタリングなどによってシステムを最適化、最新化する。
ユニリタは、メインフレームで使用しているオーバーレイをオープン環境でも利用可能にする「オーバーレイ変換サービス」と帳票管理製品「BSP-RM」「DURL」を組み合わせることによって帳票領域を移行し、オープン環境でも同様の帳票管理・運用を支援する。
今回の協業で、帳票などを含むメインフレームの基幹システムに蓄積された企業固有のノウハウを短期間かつ確実にオープン環境へ移行する支援を行う。両社のサービスにより、移行後の新システムでも同じデータ形式でオーバーレイを活用でき、業務アプリケーションやオーバーレイを帳票ごとに改修することなく移行できる。これにより業務変更を伴わずに移行前と同じレイアウトの帳票印刷が可能となる。
TISとユニリタの協業による脱メインフレームのイメージ
また、メインフレームからの脱却後にリファクタリングやエンハンスメントなどによるシステムの最適化・最新化を実施し、システムの柔軟性を高めることで、業務アプリケーションから独立した統合的な帳票基盤の構築も可能となる。さらに他のオープン系システムやクラウドサービスとも連携した帳票データの活用をできるようにする。