編集部からのお知らせ
オススメ記事選集PDF:MAツールのいま
「これからの企業IT」の記事はこちら

不正口座の開設防止に金融と電力のデータを活用--セブン銀行や関西電力らが実証

ZDNet Japan Staff

2019-03-06 19:03

 セブン銀行と関西電力、カウリスは3月6日、不正な銀行口座の開設を未然に防ぐことを目的に、金融と電力のデータを組み合わせる初の試みとして実証実験を行うと発表した。期間は3月18日から6月30日までで、関西電力管轄内の一部地域の約6000件の口座開設案件を対象にするという。

 この取り組みは、経済産業省の「新技術等実証制度(規制のサンドボックス制度)」を活用するもの。実証実験では、セブン銀行がインターネットで受け付けた口座開設の申請について、カウリスが提供する金融向け不正検知サービス「Fraud Alert」に、関西電力が保有する電力設備情報の一部を活用し、顧客の申請内容が適正かどうかを判定する。

 具体的には、セブン銀行がカウリスへ口座開設申請者の情報の一部を提供し、カウリスから関西電力に送信する。関西電力は、電力設備の情報から実証に必要な情報(Eデータ)とカウリスからの情報を照合、その結果をカウリスに送信する。カウリスは、関西電力のEデータとの照合結果を踏まえ、なりすましの可能性に関するリスク情報をセブン銀行に提供する。

実証実験のイメージ(出典:関西電力)
実証実験のイメージ(出典:関西電力)

 3社によれば、なりすましによる不正口座を通じたインターネットなどの非対面取引における被害は2017年時点で約236億円に上り、被害を未然に防ぐ新たな取り組みとして、口座開設申請における電力設備情報を利用することで実効性を検証する。また、電力会社とIT企業が連携する新たなビジネスモデルの可能性が広がるとしている。

 各社は共同で2月に実証の実施計画を関係省庁に申請。3月6日付で経済産業省や個人情報保護委員会が計画を認定した。経済産業省は、実証目的の公益性や情報保護の適切な保護措置が講じられているとして、実施計画が電気事業法や個人情報保護法に違反しないと判断した。

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

特集

CIO

モバイル

セキュリティ

スペシャル

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. クラウドコンピューティング

    AWSが提唱する、モダン分析プラットフォームのアーキテクチャと構築手法

  2. クラウドコンピューティング

    AWS資料、ジョブに特化した目的別データベースを選定するためのガイド

  3. セキュリティ

    Zero Trust Workbook--ゼロ トラストの先にある世界を知るためのガイダンス

  4. セキュリティ

    「ゼロトラスト」時代のネットワークセキュリティの思わぬ落とし穴に注意せよ

  5. クラウドコンピューティング

    データ駆動型の組織でビジネスの俊敏性を実現するには?戦略的な意思決定とイノベーションを両立へ

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNet Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]