クボタ環境サービスは、予算管理システムを既存の「Oracle Hyperion Planning」から「Oracle Planning and Budgeting Cloud」(Oracle PBCS)に切り替えた。移行プロジェクトはジールが協力し、標準ツールを用いて環境を構築した。
クボタ環境サービスは、水・環境分野のインフラを支える製品や技術、サービスを提供する企業。同社の管理部門では、約10年前から予算管理を目的としてOracle Hyperion Planningを導入し、プロジェクトの売上計画、各種経費のプロジェクトへの配賦、レポートの作成といった業務で活用していた。
今回、Oracle Hyperion Planningの各機能を継続利用することを前提に、オンプレミスのシステムをそのままバージョンアップするのではなく、同等の機能をクラウドで提供するOracle PBCSに切り替えることを決定した。
今回のシステム刷新により、クボタ環境サービスでは、Oracle Hyperion Planningをバージョンアップする際と比べて、導入期間を短縮できるだけでなく、アップグレードに関する費用から運用に至るまでのトータルコストを、従来の約半分に低減できると見込んでいる。また、バックアップの取得やパッチの適用、バージョンアップといった運用保守の手間を大きく削減できる上、レポート開発やマスター管理をはじめとする設定変更などのメンテナンス作業をユーザー主導で迅速に行うことが可能となった。