不要な情報を削減--今後のデジタルワークプレイスで考慮すべき3つのトレンド - (page 2)

永長純 小林伸睦 (シトリックス・システムズ・ジャパン)

2019-05-23 06:45

新しいテクノロジーからの見返り

 機械学習、パーソナライズされた通知、自動化は単なるトレンドではなく、競争力強化のため企業がテクノロジーに投資するための手段として確立しています。

  • 自動車産業では機械学習が48%拡大すると予想
  • Netflixはパーソナライズされた通知を提供することにより利益を10億ドル拡大
  • データ配信の改善により、従業員がデータ収集に費やす時間は12.5%短縮

導入しなかった場合

 若い世代が就職するにあたって従業員がデジタル化された職場を期待しています。現実にもミレニアル世代の60%は新たな就職機会があれば考慮するが、エンゲージメント、幸福感、生産性を維持するのは適切なテクノロジーだと述べています。PwCが最近ミレニアル世代を対象として行った調査からは以下の結果が得られています。

  • 59%は就職先を選ぶにあたって洗練されたテクノロジーの存在が重要だと回答
  • 41%は仕事において対面や電話よりもデジタルコミュニケーションを好む
  • 調査に回答したミレニアル世代の半数近くは、老朽化し、柔軟性に欠ける業務スタイルが効率を損なっていると感じている
永長純(ながおさ・じゅん)
シトリックス・システムズ・ジャパン セールス・エンジニアリング本部 本部長
前職ではアジア太平洋地域を担当し、様々な国の企業にビジネスやコスト、人の観点から提案を実施。その経験を生かし、日本企業が国内とグローバル競争で勝つためにワークスタイル変革を含めたソリューションを提供するのがミッション。
小林伸睦(こばやし・のぶちか)
シトリックス・システムズ・ジャパン アジア・パシフィック・ジャパン事業推進本部 ソリューション・推進マネージャー兼エバンジェリスト(総務省テレワークマネージャ)
イベントやセミナーなどの活動を通して働き方やワークスタイルの変革を推進しながら、「デジタルワークスペース」ソリューションのエバンジェリスト活動を行う。新しいテクノロジで市場の開発を目指す。

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