トレンドマイクロは9月10日、法人向けセキュリティ製品「ウイルスバスター コーポレートエディション」に存在するディレクトリトラバーサルの脆弱性を狙ったサイバー攻撃を複数確認したと発表した。ユーザーに修正プログラムの早期適用を勧告している。
この脆弱性には「CVE-2019-9489」が割り当てられた。ウイルスバスター コーポレートエディション 11.0 Service Pack 1、XG、XG SP1、ウイルスバスター ビジネスセキュリティ9.0、9.5、10.0に存在する。脆弱性が悪用された場合、第三者が影響を受ける製品のサーバーにおいて任意のファイルを変更できる恐れがあるという。
同社は各製品とエディションに対応する修正プログラムを提供しており、適用による脆弱性の解決が推奨される。なお、早期対応が難しい場合の緩和策として、サーバーへのアクセスを信頼されたネットワークからに限定する措置も併せて紹介している。