市川総合病院、RPAツールを医療従事者向けロボットとして運用開始

NO BUDGET

2019-09-10 15:25

 東京歯科大学市川総合病院(市川総合病院)は、RPAテクノロジーズのRPAツール「BizRobo!」を医療従事者向けロボットとして運用開始した。RPAテクノロジーズが9月4日に発表した。

 市川総合病院では、2018年6月にRPA導入の検討を開始し、同年11月にスカイライトコンサルティングの支援を受け、電子カルテシステム、医事会計システム、画像診断システムなど、15種類にも及ぶ診療ネットワーク上のシステムとBizRobo!との疎通確認を行った。

 その後、同院の主要な診療支援システムとBizRobo!との相性の良さが確認されたため、医療の質と安全の向上を実現するためのソフトウェアロボットを構築。試験運用を経て、2019年7月にRPAの本格導入へと踏み切った。

 具体的には、CTとMRI画像診断における医師の未読患者リストを抽出しレポートを印刷するロボットや、血液検査の結果、eGFR値が基準値以下で翌日以降の検査予定の患者リストを抽出するソフトウェアロボなどを構築し運用していく。

 今後同病院では、医師等診療部門、看護部門およびコメディカル部門等と協力しながら、RPAの活用を通して、医師事務補助の拡大による医師の働き方改革や、RPAとAIの融合によるさらなる効率化に取り組んでいく。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. ビジネスアプリケーション

    生成 AI 「Gemini」活用メリット、職種別・役職別のプロンプトも一挙に紹介

  2. セキュリティ

    まずは“交渉術”を磨くこと!情報セキュリティ担当者の使命を果たすための必須事項とは

  3. セキュリティ

    迫るISMS新規格への移行期限--ISO/IEC27001改訂の意味と求められる対応策とは

  4. ビジネスアプリケーション

    急速に進むIT運用におけるAI・生成AIの活用--実態調査から見るユーザー企業の課題と将来展望

  5. セキュリティ

    マンガで分かる「クラウド型WAF」の特徴と仕組み、有効活用するポイントも解説

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]