東京歯科大学市川総合病院(市川総合病院)は、RPAテクノロジーズのRPAツール「BizRobo!」を医療従事者向けロボットとして運用開始した。RPAテクノロジーズが9月4日に発表した。
市川総合病院では、2018年6月にRPA導入の検討を開始し、同年11月にスカイライトコンサルティングの支援を受け、電子カルテシステム、医事会計システム、画像診断システムなど、15種類にも及ぶ診療ネットワーク上のシステムとBizRobo!との疎通確認を行った。
その後、同院の主要な診療支援システムとBizRobo!との相性の良さが確認されたため、医療の質と安全の向上を実現するためのソフトウェアロボットを構築。試験運用を経て、2019年7月にRPAの本格導入へと踏み切った。
具体的には、CTとMRI画像診断における医師の未読患者リストを抽出しレポートを印刷するロボットや、血液検査の結果、eGFR値が基準値以下で翌日以降の検査予定の患者リストを抽出するソフトウェアロボなどを構築し運用していく。
今後同病院では、医師等診療部門、看護部門およびコメディカル部門等と協力しながら、RPAの活用を通して、医師事務補助の拡大による医師の働き方改革や、RPAとAIの融合によるさらなる効率化に取り組んでいく。