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“ロボット”の進化が「あきらめていたアイデア」を実現する--RPAテクノロジーズ

山田竜司 (編集部) 飯田樹

2017-02-24 07:00

 RPAテクノロジーズは、人間のみが処理可能とされていた作業をロボティクス技術を活用して処理するオペレーション自動化の技術である「RPA(Robotic Process Automation)」のベーステクノロジ「BizRobo!」をはじめとしたサービスを提供している。2016年7月には業界団体である日本RPA協会が発足。コンサルティングファームによるサービス提供も始まった現在、同社はRPAの今後をどう描いているのか、RPA テクノロジーズ代表取締役社長、大角暢之氏に聞いた。

--RPAテクノロジーズ株式会社とは、どのような企業でしょうか。

 RPAという言葉が現れる前から、ホワイトカラーの作業や判断をデジタルに代行させるロボットを作り、それが働くシステムのサービスを提供している企業です。RPAという言葉が現れて、経営技術の1つとして認知されてからは、主力事業はロボットビジネスということで、ロボットを派遣したり、ロボットでBPOをしたりしています。ツール群をそろえているため、その販売やレンタルで、世の中のRPAを使ってビジネスをしたい方に向けて、テクノロジを活用しやすい環境を提供する事業もやっています。


2016年7月に発足した業界団体である日本RPA協会 代表理事とRPA テクノロジーズ代表取締役社長を務める大角暢之氏

 BizRobo!には「ベーシックロボ」や「スキャンロボ」という製品がありますし、「Blue Prism」「UiPath」 など他社製品も含めて、われわれの経験に基づいて日本型のRPAにふさわしいものを選び、顧客のニーズに合わせて提供しています。RPAを上手く作って、それをいかにビジネスとして提供できるかということですね。

--御社のRPAの定義を改めてお聞かせください。

 私も記載に携わったWikipediaではRPAを「認知技術(ルールエンジン・機械学習・人工知能など)を活用した、主にホワイトカラー業務の効率化・自動化の取組みである。人間の補完として業務を遂行できることから、仮想知的労働者(Digital Labor)とも言われている」 としています。

 一方、本当は「RPA」という定義はなくて、バズワードだと思っています。米国でRPA協会ができた時に登場した言い方であって、共通言語としてはあくまで「RPA≒デジタルレイバー」であり、それは僕らの定義でもあります。自動化ではなく、あくまで“人の作業を代行する”ということです。自動化ではまず失敗します。

--自動化では失敗するという理由をお聞かせください。

 自動化というのは無人化だと定義しています。それは機械ですよね。もちろん、自動化できるアプリケーションを作るのが一番というのはもっともなのですが、アプリケーションのツケは絶対に人に行きます。メンテナビリティ(保守、運用など)に自動化は対応できません。

 業務ルールが明日から変わった場合に、派遣社員の人は対応できるけど、アプリケーションは対応できないからです。でも、デジタルレイバーは人と同じレベルで変えられるのです。

 人とロボットで比べると、リードタイム、品質、原価は、デジタルレイバーにすることで、改善どころか最大化します。基本的な処理をロボットに覚えさせて実行し、基本形の処理以外のものは、確実に吐き出して人がバックアップするとともに、ロボットにチューニングします。

 すると初日のロボットは100件中50件の処理しかできなくても、件数がだんだん増えて、1週間後には99件処理できるようになるのです。それをルールベースでやるのが日本型RPAです。

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