住信SBIネット銀行はバックオフィスの業務を自動化、効率化する“ロボティックプロセスオートメーション(RPA)”を導入、複数システムの画面を統合して表示しながら操作できる“ユニファイドデスクトップ”も導入する。アイティフォーが11月10日に発表した。
住信SBIネット銀行が導入したのは、イスラエルのNICE Systemsが開発する「NICE Real-Time Solution(RTS)」。ルールエンジンや機械学習、人工知能などを利用するRPAとユニファイドデスクトップの機能でカスタマーセンターや事務センターでの複雑な業務の改善や効率化を実現できるという。
同行は、新商品や新サービスの導入に伴い複数の業務端末を駆使していた。今回の導入で一部手作業事務の業務時間を10分の1にできると試算している。
NICE RTSは、「複数システムの併用操作を簡単な設定で自動化」「複数システムのデータをサマリー画面にまとめて理解し易く表示」「次の作業を促すポップアップ表示で初心者の操作を補助」を実現できるという。
入力データを複数システムへ反映させることで繰り返し入力によるミスを防ぎコンプライアンスも向上できると説明する。自動化の設定や運用はマクロを組む程度の知識で対応できる。住信SBIネット銀行は実装する社員を育成し、今後も効率化を進めていく。