回答者全体に部下の残業時間削減のために自身の仕事量に影響が出たかを聞くと、「仕事量の増加を感じる」との回答が3割を超えている。メンバーの業務負荷を一部、管理職が負担していることが推察されると分析している。自らの残業時間を延ばせない状況下でも業務負荷が増える“ボスジレンマ”を抱えていると表現している。

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自分自身の残業時間削減にあたり、スキル不足を感じている中間管理職に足りないスキルを聞くと、「リーダーシップ・意思決定」(41.3%)や「プロジェクトマネジメント」(32.1%)などの統率力に関するスキルが挙げられた。加えて「仕事を振り分けるスキル(ジョブアサイン)」(33.0%)といった、チーム全体の人材配置に関するスキルも重要視されているという。

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実際に部署や課全体の残業時間をより削減するために実施したいこととしては「無駄な業務の削減」(64.3%)が最多、次いで「部下のスキルアップ」(45.6%)となっている。 統率力やジョブアサインに関するスキルが重要視される一方で、目下の施策としては業務削減に注力している様子がうかがえると説明している。

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