「Windows 10」バージョン1703(「Creators Update」)の「Enterprise」エディションと「Education」エディションのセキュリティアップデートが提供されるのは、10月の月例パッチで最後となった。
Microsoftは、2017年4月にWindows 10のバージョン1703をリリースした。30カ月間サービスを提供してきた。
8月には、バージョン1703のサポート終了が迫っていることを管理者に警告した。10月9日にサポートが終了したため、多くの組織はすでにアップグレードを済ませているはずだ。
Microsoftは、バージョン1709と1803のEnterpriseエディションのサポート期間を30カ月としている。バージョン1809以降は、3月をめどにリリースされるバージョンはすべてサポート期間が18カ月、9月をめどにリリースされるバージョンは30カ月となる。
HomeエディションとProエディションのサポートは、EnterpriseエディションやEducationエディションより1年早く終了する。
次にサポートが終了する一般ユーザー向けバージョンは1803で、11月12日にサポートが終わる。バージョン1809は2020年5月12日、バージョン1903は2020年12月まで利用できる。1803のサポート終了が迫っているため、Microsoftはアップグレードを促している。
分析会社AdDuplexの最新データによると、バージョン1803はまだWindows 10搭載PCの過半数で利用されているという。Windows 10搭載デバイスは9億台に達しており、そのうち10万台のPCのみを対象にした数字ではあるが、AdDuplexはこれまで普及傾向を正確に把握してきた。
AdDuplexの調査によると、7月時点で「Windows 10 May 2019 Update」(バージョン1903)の普及率は1カ月で5ポイント増加し、PCの11.4%で利用されているという。
「Windows 7」のサポート終了も2020年1月14日に迫っている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。