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ファストリ、ロボットに「知能を与える」企業らと協業--倉庫の自動化を加速

大場みのり (編集部)

2019-11-14 12:32

 ファーストリテイリングは11月13日、倉庫の自動化に向けて、ロボットコントローラーメーカーのMUJIN、フランスのロボティクスベンチャー企業Exotec Solutions SASと協業すると発表した。同社は2018年10月、マテリアルハンドリング機器メーカーのダイフクとも協業している。

ファーストリテイリング グループ上席執行役員の神保拓也氏、MUJIN CEO兼共同創業者の滝野一征氏、ファーストリテイリング 代表取締役会長兼社長の柳井正氏、ダイフク 代表取締役社長の下代博氏、Exotec Solutions SAS CEOのRoman Moulin氏(左から)
ファーストリテイリング グループ上席執行役員の神保拓也氏、MUJIN CEO兼共同創業者の滝野一征氏、ファーストリテイリング 代表取締役会長兼社長の柳井正氏、ダイフク 代表取締役社長の下代博氏、Exotec Solutions SAS CEOのRoman Moulin氏(左から)

 ファーストリテイリング 代表取締役兼社長の柳井正氏は「利益だけでなく、未来を作るために取り組んでいく。今回協業を発表したMUJINとExotec Solutions SASはあまり知られていないと思うが、これから著しく成長すると予測される企業。現在、サービスはインターネットと融合している。人工知能(AI)やロボティクス、センサーなどと共存しながら、一気通貫でサプライチェーンを作れる企業が今後の世界を作っていくだろう」と展望を語った。

ファーストリテイリングの柳井氏
ファーストリテイリングの柳井氏

 MUJINが展開するのはロボットそのものではなく、ロボットに知能を与えるソフトウェア。ロボットの目に当たる「MUJIN 3Dビジョン」、脳に当たる「MUJIN コントローラ」がある。これらを既存のロボットにつなぐことで、ロボットの性能を向上させることができる。

 同社は、ファーストリテイリングと「アパレル用知能ピースピッキングロボット」を開発。ファーストリテイリングは、ダイフクとの協業により入荷から入出庫までの自動化を実現した。だが最後のピッキングは、依然として人が行っているという。

 ピッキングの自動化が進んでいないのには、アパレルならではの理由がある。まず商品がシーズンごとに変化するので、機械では各商品の「繊細」「軽い」といった特徴に対応できない。また商品が柔らかいので、つかむことが難しい。加えて人間でも見分けに注意が必要なほど、似ている商品が多い。これらの課題を解決するため、MUJINは超他品種対応3Dビジョン、柔軟なロボットハンド、ピッキング途中の検品機能を開発した。

 Exotec Solutions SASでは、ロボット工学により顧客の要望に適した商品ピッキングシステムを構築している。同社が今回開発したピッキングロボットは、最大30kgの荷物を運んだりラックに昇ったりすることが可能だ。さらにステーションまで荷物を運ぶので、作業者はロボットの到着を待っていればいいという。これにより、注文量が増えてもロボットや棚の数を増やすだけで対応できるようになる。

 ファーストリテイリングは、海外においても倉庫自動化を推進していく。現在、ダイフクとは国内2拠点・海外2拠点の計4拠点、MUJIN・Exotec Solutions SASとはそれぞれ海外1拠点の倉庫自動化に着手しており、今後も拡大していくという。

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