日本マイクロソフトは、東京商工会議所が展開する「『はじめてIT活用』1万社プロジェクト」において同会議所と連携した。中小企業の生産性向上とリモートワークの実現を目標としている。
同プロジェクトでは、IT未活用・低関心層とされている60~70代の中小企業の経営者を主な対象としており、東京商工会議所が3年間で1万社に直接アプローチしてきた。両者は、中小企業の商売・業務におけるIT活用を支援する。
日本マイクロソフトは、オフィススイート「Office 365」の無料試用版を3カ月間提供。また東京商工会議所が実施する中小企業向けIT活用セミナーやIT体験ブースにおいて講師を派遣し、Office 365の活用方法を紹介。加えて同会議所が中小企業にOffice 365を紹介する際にも、Office 365の活用ノウハウを提供する。
日本マイクロソフトは同プロジェクトでの連携を通して、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の開催までに中小企業の従業員がOffice 365を有効活用し、オフィスに出社しなくても資料の作成や編集といった共同作業を効率良く行ったり、会議をオンライン会議で実施したりできる環境を作っていくとしている。