企業の多くがオンラインストレージを採用し始めている。スマートフォンの普及で画像や動画など、非構造化データが急増していることが背景にある。また、工場の現場がインターネット化していく中で、モノのインターネット(IoT)やドローン、人工知能(AI)の普及により、この傾向はますます強まっていくと考えられる。
こうしたデータを格納するに当たり、既存のストレージ基盤よりも、インターネットでつながっているという意味でオンラインストレージの方が親和性が高い。
2019年4月には、DropboxとGoogleが「G Suite」との連携機能をオープンベータ版として提供するなど、ベンダー間の協業も始まっている。
もちろん、課題もある。企業の各部署が自らの判断でオンラインストレージを導入すると、ガバナンスが効かなくなる「シャドーIT」の問題などがその1つだ。
「将来の石油」ともいわれるデータの格納先として注目されているオンラインストレージに関する記事を集めた。