LinkedInが新たに発表した調査レポートによれば、今後10年、リーダーにはAIなどのテクノロジーに対する理解や、ソフトスキルに精通していることが求められるという。
LinkedInメンバー1万4000人以上を対象としたこの調査で、回答者の半数以上が、優れたリーダーが身につけるべき資質として、目的思考の思いやりのある考え方を挙げた。テクノロジーを取り込む能力と、機敏さを取り入れることがそれに続いた。
調査によれば、2020年代に入っても、ソフトスキル(感情的知性や、やる気があり、魅力的で、他人に刺激を与える能力など)がリーダーの重要な資質であることに変化はない。興味深いのは、回答者の過半数が、未来のリーダーシップを形作るトレンドについて、リーダー陣よりも明確な行動を取っていると考えていることだろう。
LinkedInは、調査結果について説明するブログ記事の中で、「仕事のありかたは急速に変化しており、リーダーは、自分のスキルや考え方を将来のトレンドや課題に合わせて適応させていく必要がある」と述べている。「調査結果は、リーダーは自分に備えができていると感じていても、従業員は必ずしもそう思っておらず、自分たちの適応能力により自信があると感じている場合も多いことを示している」
LinkedInによる別のレポートでは、企業は技術的なスキルとソフトスキルを広く兼ね備えた人材を求めていることが示されている。アナリティクス、ブロックチェーンから創造性や説得力まで、従業員は、企業が2020年代に競争力を維持するために必要とする広範なハードスキルとソフトスキルを持つことが期待される。
LinkedInが挙げている最も需要の高いスキルは以下の通り。
2020年に最も必要とされるソフトスキル
- 創造性
- 説得力
- 協調性
- 適応力
- 感情的な知性(自分や他者の感情にうまく対応する能力)
2020年に最も必要とされるハードスキル
- ブロックチェーン
- クラウドコンピューティング
- アナリティカルリーズニング
- 人工知能(AI)
- UXデザイン
- ビジネスアナリティクス
- アフィリエイトマーケティング
- セールス
- サイエンティフィックコンピューティング
- ビデオプロダクション
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。