ウイングアーク、文書流通サービス「SVF TransPrint」を提供

NO BUDGET

2020-01-22 10:57

 ウイングアーク1stは、帳票をデータ化・保管・配信・印刷・配送する文書流通向けのサービス「SVF TransPrint」を提供する。

 既存の帳票基盤「SVF」は、さまざまなファイル形式での出力やシステム環境に依存しない印刷、ファクスでの帳票送信など、多様なニーズに対応してきた。ウェブや郵送で配信できるTransPrintが加わることで、文書データの流通基盤として網羅性を高められる。

 サービスは「SVF TransPrint Web配信」と「SVF TransPrint郵送」の2つで構成される。TransPrint Web配信は、帳票の印刷・配送といった人手に依存する作業をウェブ配信に置き換えることで、配送コストの削減と業務の効率化を可能にする。

サービス概要
サービス概要(出典:ウイングアーク1st)

 請求書などの帳票類のPDFをTransPrintにアップロードし、取引先に発行する流れになる。取引先が登録したメールアドレスに間違いがないように、会社名や担当者名などの項目入力用のURLが記載されたメールを送り、必要情報を登録するとパスワードの通知メールが再度メールアドレスに送られ、文書の自動取り込みと自動仕分け保管が可能になる。

 さらに、対象となるPDF帳票の記載内容やシステム日付、プロパティ情報といった情報を読み取りながら仕分けし、目的のフォルダに保管することが可能だ。また請求書や納品書などの用途別にメールテンプレートや配信タイミングを設定することもできる。

 サービスを利用する企業の取引先は、受信者用の画面から発行された帳票ファイルをダウンロードでき、帳票のダウンロード状況を確認できる。サービス利用企業に対してコメント付きのファイルをアップロードすることも可能。利用企業はSPA Cloudの管理者画面で開封処理・内容確認・チェック処理が可能となっている。

 TransPrint Web配信の利用価格は税別で月額6万5000円(10ユーザー)から、初期費用は同80万円となっている。

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