Outlookはグループに参加しているユーザーが、グループメールやイベントを受信するか否かを選択するカスタマイズ機能を加えている。また、グループの機能やメンバーシップ、地域、グループの作成者を特定する「グループの名前付けポリシー(Groups Naming Policy)」もサポートした。
こちらはOutlookに限らず、すべてのグループワークロード(Outlook、Teams、SharePoint、Planner、Yammerなど)で作成したグループに適用される。システム管理者は、グループ作成にあたって特定のプレフィックス(接頭辞)やサフィックス(接尾辞)使用を要求し、特定の単語をブロックすることで、ITガバナンスを強化できるだろう。

Outlookでグループを開くと操作できる「グループ設定」
ExcelとOutlookは署名の名前を変更する際にクラッシュするバグを取り除いている。
macOS版を含むその他の更新
バージョン16.33(ビルド20011301)に更新したmacOS版だが、リリースノートによれば、WordはmacOS High Sierraのサポートで言語や検索機能を改善。ExcelはWindowsデスクトップ版でサポート済みの配列数式操作の改善、VBAを含んだExcelワークシートでPower Queryクエリの作成や管理を可能にしている。PowerPointはスライドからアニメーションGIFの作成をサポートした。
バージョン2.33(20010900)に更新したiOS版は、相手にコメントを返信する際に候補を提示する機能をWordに追加。ただし、対応言語は英語、スペイン語、ポルトガル語のみとなる。また、会議を開くと関連するメールやファイルを表示する「Meeting Insights」機能を追加した。
バージョン16.0(ビルド12430.20120)に更新したAndroid版はメールから直截コメントやメンションを送信する機能をExcelに追加し、指定した時間帯にメール着信通知を抑止する機能をiOS版から1カ月遅れで実装した。
Office Onlineの新機能を確認すると、ウェブ版Wordには直截コメント&メンションを送信する機能や自身のコメントを編集する機能を追加。ウェブ版Excelには検索結果の強調表示、ウェブ版PowerPointにはペンによる手描き入力をサポートしている。