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企業買収

グーグル、データ分析企業Lookerの買収を完了

Tony Baer (Special to ZDNet.com) 翻訳校正: 編集部

2020-02-17 10:11

 Googleは米国時間2月13日、Lookerの買収を完了したと発表した。英国の競争・市場庁は先週、この買収が競争を阻害せず、サービスにも悪影響をもたらさないという判断を下していた。

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 Googleの目的は、同社のデータ/アナリティクスのポートフォリオに欠けているピースを手にすることにある。Lookerは単なるビジネスインテリジェンス(BI)可視化ツールではない。同ツールは、エンドユーザーに対する可視化コンポーネントを有しているものの、その核心はデータソース間に潜む関係に光を当て、共通する真のモデルを構築するためのモデリング言語にある。

 Google Cloudの最高経営責任者(CEO)Thomas Kurian氏は、今回の買収後もLookerは、データソースとしてGoogleだけでなく、他のクラウドやオンプレミスのシステムといった複数のソースをクローリング(巡回/収集)し、統合するレイヤーとしての能力を維持し続けるとあらためて示唆した。またGoogleは、Googleのクラウド内に格納されているデータに対する制約をLookerに課さないという。LookerのCEOであるFrank Bien氏も、この点を強調している。これは、かつては独立していたBIツールが、買収により買収元のデータ/アプリケーションプラットフォームの拡張機能として事実上縛られてしまうという歴史にあらがう動きと言える。

 Lookerのクラウドベースのプラットフォームで最も特徴的なのは、ソースとなるデータベースをクローリングし、開発者が拡張できるようなデータモデルを構築するモデリング言語「LookML」の存在だろう。Lookerは単なるETL(抽出/変換/ロード)ツールや、エンドユーザー向けの可視化ツールではない。その長所は、Lookerのモデルが単なるスキーマではなく、複数のデータソースをまたがった相互関係をもモデル化し、そのクローリングによってモデルを進化させ、元となるデータソースがどのように変化したとしても、実質的にデータモデルを最新のものにし続けられるというところにある。これは、ウォールドガーデン(壁で囲まれた庭)とも言える、従来型のエンタープライズデータベースをソースとするだけでなく、ますますダイナミックに変化し続けるクラウドデータレイクもソースとするというこの時代において、重要な利点となっている。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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