Blue Prismは3月3日、RPA(ロボテックプロセスオートメーション)ツールの最新版「Blue Prism v6.7」をリリースした。アプリストア「Digital Exchange」との統合が強化されたほか、多言語対応、セキュリティ、分析機能の改善も図られている。
Digital Exchangeは、人工知能(AI)やコグニティブといったテクノロジーを用いる「スキル」をダウンロードし、利用することができるアプリストアになる。ユーザーは、ダウンロードしたスキルをコーディングなしでRPAロボットに組み込むことができる。
Digital Exchangeをエンタープライズ向けに強化した「Enterprise Digital Exchange」も提供する。銀行、公共機関、医療機関などセキュリティへの配慮が必要な組織は、内部で利用するDigital Exchange上のAIスキルやアセットを、個別に制御できるようになる。また、組織内外のメンバーで、機密性の高いビジネスプロセスとタスクを精査し、作成・共有できるという。
多言語の対応も強化された。ユーザーは、Blue Prismにサインインする際に、「言語の変更」メニューからフランス語を選択できるようになった。
ユーザーは独自の証明書で構成ファイルを暗号化できるようになった。これにより、アプリケーションサーバーの構成ファイルの暗号化をより頻繁に変更できるようになり、セキュリティポリシーへの順守が容易になるとしている。
分析機能については、新たに折れ線グラフ、棒グラフ、列グラフ、円グラフ、ゲージグラフなどの作成も可能になった。より直感的でインタラクティブなダッシュボードを構築できるようになる。