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5Gの商用サービス開始、求められる革新的な活用法

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2020-03-30 07:00

 NTTドコモとソフトバンクが相次いで5G(第5世代移動通信システム)の商用サービスを開始した。2時間映画のダウンロードが3秒で済むというその通信速度が持つ潜在能力は高い。

 だが、気になる点もある。GSM Associationの調査によれば、欧州や日本では5Gに切り替える予定の顧客は約20%にすぎず、「現時点では4Gに満足しているとみられる」という。

 これは、5Gの通信速度を生かせるだけのサービスをイメージできている企業が少ないことを意味している。AI(人工知能)、VR(仮想現実)、AR(拡張現実)などを5Gと組み合わせるなど、斬新なサービスを作り出す必要がある。

 1つのモデルとなりそうなのが、スポーツ観戦の再定義である。例えば、画像抽出技術によってバトミントンのコートからコートと試合をしているプレイヤーの画像を切り出し、5Gのインターネットを経由して遠隔地にある無人のコートに合成、立体的に再現するといったことが可能になってきている。遠隔地にいながら、臨場感を持って試合を観戦できる技術として、注目されている。

 遠隔地にいながら、目の前で試合を見ているような感覚で試合を楽しめる。5Gがこうした革新をリードできれば理想的である。

 5Gの登場について紹介する記事を集めた。

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