富士通ネットワークソリューションズ(FNETS)と富士通、ケーブルメディアワイワイは、ケーブルメディアワイワイがスマート工場の実現および地域課題解決の実証実験で活用するローカル5G検証システムの構築を開始した。
検証設備イメージ
このシステムは、さまざまな現場で培った無線システム構築ノウハウを活用し、FNETSと富士通によりワンストップで構築され、2020年10月に稼働を予定うる。ケーブルメディアワイワイに、サーバー上のソフトウェアで5G(第5世代移動体通信システム)の通信制御、ユーザー認証、データ転送などを行うコア設備、実証実験先にエッジコア設備をそれぞれ設置する。また無線基地局は、制御信号にLTEを利用し、ユーザーデータは5Gを利用するNSA(ノンスタンドアロン)方式に対応している。
3社は今後、同検証システムを活用した工場や農地など様々な現場での実証実験を通じ、スマート工場やスマート農場、防災減災など、地域課題解決に向けて取り組んでいく。
今回の構築では、FNETSは無線局免許申請支援、無線エリア設計、電波伝搬測定、ネットワーク設計および工事を担当する。また富士通はローカル5G検証システム(コア装置、無線基地局など)の提供、実証実験の支援を行い、ケーブルメディアワイワイはローカル5G検証システムの運用計画を担う。