トヨタ自動車は、先進技術開発カンパニーに人材管理SaaS「カオナビ」を導入し、4月に運用を開始した。タレントマネジメントやプロジェクトチームの早期編成に活用している。
先進技術開発カンパニーは、人々の暮らし・街を豊かにする新たな技術を生み出し、CASE(Connected、Autonomous、Shared&Service、Electric)の実現に向けた基盤 となるテクノロジーやモビリティーサービスの創出、自動車開発に貢献する技術開発を担っている。
現在、多数のプロジェクトが進行する中で、各プロジェクトチームを編成するに当たり、社員の人材情報が散在していることやメンバーの保有技術や専門性の確認に多くの手間と時間がかかっていることが課題となっていた。
今後は、社員のスキルや過去の担当案件などの情報をカオナビで一元管理し、スピーディーかつ適材適所なチーム編成を図るとともに、メンバーの専門性を伸ばすプロジェクトに配置することで、人材育成を進める。
カオナビについては、マニュアル不要で現場担当者でも直感的に使える優れた操作性が評価された。これにより、今までにないスピードで激しく変化する外部環境の中で、柔軟な人材の配置のための仕組み作りや人材育成を目指していくとしている。