Googleは、ビジネス仕様のビデオ会議ツールである「Google Meet」が「Gmail」から直接アクセスできるようになったと発表した。現在、ウェブ上のGmailから開始、参加が可能になっており、モバイル版も近日中に利用可能になるという。
Googleは同社のブログで、「Gmailから利用できるMeetで、数秒で簡単に会議を開始し、参加できるようになっている」とし、「われわれの目標は、電子メールとビデオ会議の切り替えをシームレスなものにすることで、ユーザーがいずれのコミュニケーション手段を必要としているかにかかわらず、1日の業務の流れを円滑にできるようにするというものだ」と説明している。
ユーザーは、Gmailのサイドバーにある「Join a meeting」(会議に参加)または「Start a meeting」(会議を開始)をクリックすればよい。
Googleは4月に入り、新型コロナウイルスの感染拡大で在宅勤務をする人々が生産性を維持できる手段を求めている中、Google Meetの1日当たりの利用が拡大していることを明らかにした。Google Meetの3月31日時点での1日あたり利用量は、1月に比べると25倍に増加している。
同社は、大企業での利用に応えられるビデオ会議ツールのニーズの高まりを受け、このツールのプロモーションを強化している。このツールは最近、「Hangouts Meet」からGoogle Meetにリブランディングされている。
Reutersによると、Googleは4月中にも、同時に16人の参加者を表示できるレイアウトオプションや、低光量条件下での動画品質の向上、バックグラウンドノイズの抑制など、新たな機能強化を予定しているという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。