塩野義製薬(大阪市中央区、連結従業員数約5000人)と同社グループ全体のIT機能を受託、運営するシオノギデジタルサイエンス(大阪市中央区、従業員数55人)は、昨今の状況を鑑みてテレワーク環境の構築に着手した。導入済みだったAWS Direct ConnectやAWS基盤にAWS Client VPNを追加することで、実質3日間で検証から展開準備を完了させている。既存VPN環境の約4倍におよぶ同時接続数の能力を確保し、国内シオノギグループの在宅勤務需要をおおむね満たした。
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AWSジャパンと米本社は新型コロナウイルスで在宅勤務を強いられた企業に対して、いくつかの提案を行っている。
4月1日から6月30日までにAWSアカウントから、初めてAmazon WorkSpacesを利用するユーザー向けに最大50ライセンスを無償提供。3月16日から6月30日まで初めてAmazon WorkDocsを利用するユーザー向けに最大50アカウントとユーザーあたり1TBのストレージを無償提供する。詳しい情報は同社のウェブページを参照してほしい。
この他にもエンジニア向けオンラインイベント「AWS INNOVATE」を5月8日まで延長し、新型コロナウイルスに関する研究を支援する「AWS Diagnostic Development Initiative(AWS診断開発イニシアチブ)」を実施している。
AWSジャパンのパートナー企業制度である「Amazon Partner Network(APN)」で認められたパートナー企業がAWSを活用して、無償提供しているサービスをまとめた「日本おうえんプロジェクト」を同日からオープンした。