競争の激しい現代では、最良のツールと技術を提供しなければ、最良の人材の獲得も引き止めも困難です。成功を収めた経営者はこの事実を熟知しています。
だから従業員がデバイスや場所を問わずに仕事できるよう“デジタルワークスペース”の技術への投資を惜しみません。今や労働力のモビリティ化は高まり、リモートワークはますます浸透しています。業務上必要なアプリやデータに安全にアクセスできる技術、ツールも登場しています。
共通のワークフローを簡素化し、さまざまなアプリケーションの使い方をその時々の状況に合わせてアップデートします。これにより従業員の成果は大幅に改善し、生産的な業務環境の構築が実現されます。
2.従業員のモチベーションと顧客満足度も関連性とは?
経済誌『The Economist』の調査部門であるEconomist Intelligence Unit(EIU)協力して調査(PDF)では、ITが従業員の体験に及ぼす影響が、これまで考えられていたよりもずっと大きいことが明らかになりました。
例えば、調査回答者の43%が、従業員の体験が改善されたことにより実際に生産性も向上したと答えています。また36%が従業員の体験が改善されたことにより顧客満足度が向上したと回答しています。
IT部門と人事部門のトップは、従業員の体験について、同じレベルの責任感を持っているというデータもあります。
業界や地域を問わず、従業員の体験を改善することで事業の成果は改善されます。具体的には、顧客満足度や利益、従業員の士気と生産性が向上し、離職率が低下することが分かっています。
3.より迅速に意思決定し、従業員の環境をシンプルにするために企業ができることとは?
私たちはプライベートでは、GoogleアシスタントからGPSの位置情報や応援しているスポーツチームのスコアを一瞬で入手しています。しかし、仕事ではどうでしょうか。さまざまなアプリケーションを切り替えながら、欲しい情報を得るために何時間も検索しているのではないでしょうか。
仕事でも、消費者向けサービスのような、シンプルな体験が必要なのです。つまり、それは、繰り返し行われるタスクを自動化し、重要な情報を得て迅速に意思決定できるような体験です。モバイルアプリやボットは一つの解決策と言えるでしょう。