編集部からのお知らせ
令和時代のCIOとは?
「ニューノーマルとIT」新着記事一覧

MS、「Defender ATP for Android」のパブリックプレビューを開始--Linux版はGAに

Catalin Cimpanu (ZDNet.com) 翻訳校正: 編集部

2020-06-24 09:55

 Microsoftは米国時間6月23日、「Microsoft Defender Advanced Threat Protection(ATP) for Android」のパブリックプレビューを開始したと発表した。この製品は、同社の商用ウイルス対策ソフトウェア「Microsoft Defender ATP」を「Android」搭載デバイス向けに移植したものだ。

提供:Microsoft
提供:Microsoft

 Defender ATP for Androidは2月に開催されたサイバーセキュリティカンファレンス「RSA Conference 2020」で発表されていた。

 Defender ATPを契約している企業では、ダッシュボードに新たな選択肢が加わり、同機能の有効化や、従業員のデバイスへのAndroidアプリの配備ができるようになる。

 この新たなAndroidアプリは従来型のモバイル向けウイルス対策ソフトウェアのように動作し、デバイス上に不正なアプリ、いわゆるマルウェアがインストールされていないかどうかを走査したり、ユーザーが不正なウェブサイトやフィッシングサイトを閲覧していないかどうかをチェックしたり、あらかじめ定義されたブロックリストに基づいて特定のウェブサイトへのアクセスをブロックしたりする。

提供:Microsoft
提供:Microsoft

 さらに「Microsoft Intune」「Microsoft Endpoint Configuration Manager」プラットフォームとの統合により、機密情報への不正アクセス阻止が強化されるという。

 Defender ATP for Androidアプリは実質的に企業ネットワークの門番のように機能し、IT担当者による企業ネットワークからのAndroidスマートフォンの閉め出しや、ユーザーの企業アプリへのアクセス抑止を可能にする。

提供:Microsoft
提供:Microsoft

 Microsoftでシニアプログラムマネージャーを務めるKanishka Srivastava氏は同日の発表に、「Defender ATP for Androidは、デバイスに不正なアプリがインストールされていることを検知した場合、そのデバイスを『高リスク』に分類するとともに、『Microsoft Defender Security Center』に通知する」と記している

 同氏によると、企業のセキュリティ担当者は事前に定義されたルール群を用いることで、「高リスク」リストに追加されたデバイスが「Microsoft Outlook」サーバーといった企業リソースにアクセスしないようブロックできるという。

 Microsoftの狙いは、悪人の手に落ちたAndroidデバイスが、企業のデータリポジトリーにアクセスする足場となり、そのデバイスに保持されているよりも多くのデータの漏えいを許してしまうという可能性をこの機能によって排除することだ。

 また、「Windows」版のDefender ATPと同様に、不審なイベントの検出時には、ログに出力されるとともに、各顧客のDefender Security Centerにその旨が通知される。

 これによりIT担当者は、アラートを解除したり、企業ネットワークから当該デバイスを締め出したり、より綿密なインシデントレスポンス手続きを開始するといった意思決定が可能になる。

 現在Defender ATPは、Windowsや「macOS」、Linuxを搭載したデバイスでのみ利用可能だ。Linuxクライアント版はパブリックプレビュー段階を終え、同日より一般提供が開始された

 Android版は同日よりパブリックプレビュー段階に入った一方で、「iOS」版のパブリックプレビューは現在も準備中の段階であり「2020年中」に開始されるという。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

特集

CIO

モバイル

セキュリティ

スペシャル

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    セキュアなテレワークでビジネスを継続する「緊急時対応チェックリスト」

  2. クラウドコンピューティング

    ゼロトラストネットワークアクセス(ZTNA)を今すぐ採用すべき理由

  3. ビジネスアプリケーション

    今からでも遅くない、在宅勤務への本格移行を可能にする環境整備のポイント

  4. クラウド基盤

    アプリ開発者とIT管理者、両者のニーズを両立させるプラットフォームとは?

  5. ビジネスアプリケーション

    テレワークに立ちはだかる「紙・ハンコ」の壁を経費精算のペーパーレス化からはじめて乗り越える

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNet Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]