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住江織物、グループ経営の国際化対応を強化--連結管理ツールをクラウドで構築

NO BUDGET

2020-07-15 16:36

 住江織物は、クラウド型経営管理ツール「Oracle Cloud Enterprise Performance Management(EPM)」を採用した。海外を含む多拠点の業績情報を可視化し、経営判断を迅速化する狙いがあり、月次連結管理を実現する仕組みを構築・稼働した、アットストリームコンサルティングがシステムの構築を支援した。

 住江織物は、インテリア事業および自動車・車両内装、機能資材事業を手がける企業で、米国やメキシコ、中国、タイなど7カ国に14拠点を有している。こうした海外での急速な事業拡大に伴い、グループの業績管理体制に課題を持っていた。

 その課題について、同社では、経理スキルの高い管理系人材の配置が十分でない拠点があったほか、各拠点のシステムが統一されていないことなどから、リアルタイムの情報収集や経営層への報告に脆弱性があったとしている。また従来、連結ベースの業績管理は、期ずれを許容する日本基準の四半期連結決算のデータを活用していたため、月次での確認はできておらず、セグメント内の製品・品種などの連結ベースでの採算性確認も困難だった。

 Oracle Cloud EPMを採用したポイントは、表計算ソフトのようなユーザーインターフェースによって利用者の操作が容易なことや、初期投資を抑えた導入と短期間での構築のよって運用負荷が軽減できることなどを挙げている。また管理対象の将来的な拡大の可能性に備え、柔軟な拡張が可能なことも大きなポイントとなったという。

 新たな管理会計システムの稼働により、目標として定めた日までに各拠点が自ら入力して月次連結に対応する基盤が整うとともに、期ずれを解消した事業セグメント連結や個社レポートといった分析レポートの作成が可能になった。

 事業セグメント連結では、セグメント内の製品品種別の簡易連結も行い、ROA(Return On Asset:総資産利益率)やCCC(Cash Conversion Cycle:キャッシュコンバージョンサイクル)、在庫回転率などの指標も盛り込み、各事業のKPI(重要業績評価指標)や業績を横並びで視覚化して業績の評価を行っている。また個社レポートでは、各子会社の予算実績分析や、製品品種レベルでの採算性に関する情報を各子会社に提供し、現地経営者のより適切な意思決定をサポートしているという。

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