アマゾン ウェブ サービス ジャパン(AWSJ)は7月20日、記者説明会を開催。コードレス開発環境「Amazon HoneyCode」やデータ転送の最新製品である「AWS Snowcone」など4月から直近までにローンチした各種サービスを解説した。
Amazon Web Services(AWS)の新サービス数は614を数えているが、技術統括本部 レディネス&テックソリューション本部 本部長でプリンシパルソリューションアーキテクト 瀧澤与一氏は「お客さまの声を聞きながらサービス開発を継続していく」と取り組み姿勢が変わらないことを改めて示した。

アマゾン ウェブ サービス ジャパン 技術統括本部 レディネス&テックソリューション本部 本部長/プリンシパルソリューションアーキテクト 瀧澤与一氏
コードレスでウェブやモバイルのアプリケーションを開発するHoneycodeは、スプレッドシートなどに収集したデータをテーブルとして定義し、Workbookと呼ばれるGUIからアプリケーションの開発や処理を自動化させる。
たとえばアンケート調査アプリケーションを開発する際は、入力する項目やプルダウンで選択するデータを表形式で作成。よくある5段階評価を用いる場合は、別表で項目説明などを定義し、セルのプロパティシートに紐付けする。
続いてアプリケーションに表示される画面に簡単なメッセージやユーザー名の入力フォーム、アンケートを開始するボタンといった部品をリストからドラッグ&ドロップで追加。同様の操作で回答画面を作成し、先に作成した5段階評価のテーブルを配置し、データ更新ルールを定義することでアプリケーションの完成だ。
また、Honeycode APIを使用することで任意の画面からデータ取得や操作の自動化、もしくはアクションの実行も可能だ。あらかじめテンプレートを用意し、簡単なToDoや顧客追跡、イベント管理など11種類のアプリケーションの開発が可能だ。瀧澤氏は「ITに強くないが、表計算に慣れ親しんでいる業務部門の方々なら簡単に使いこなせる」とアピールした。

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